毎日の生活に欠かせないこの製品。
買い替えを機に最近の状況を知りました。
温水洗浄便座とは?
温水洗浄便座(おんすいせんじょうべんざ)とは、洋式の便器の上に設置することで、温水によってお尻を洗浄したり、便座を暖かく保って冬の寒いときにも快適に利用できる、「ウォシュレット」とか「シャワートイレ」とかの製品名で知られるアレのことです。
ちなみに、「ウォシュレット」はTOTOの製品名で、「シャワートイレ」はLIXIL(INAX)の製品名です。コピー機のことを「ゼロックス」と言ったり(古いか?)するのと同じですね。登場したばかりのころは、「ウォシュレット」が有名だったので、みんなこの機器のことをウォシュレットと言っていました。
Wikipediaによると、最初に開発されたのはアメリカで、医療・福祉用機器として販売されたそうです。日本はアメリカの企業から特許を取得して製造・販売を行ったとか。でも初期の頃は温水の温度が安定しなくて火傷をしてしまったりと問題も多く、また製品の値段も高価だったことからなかなか普及しなかったそうです。
でもその後日本が誇る技術力により、様々な改良が施され、高機能で安価な製品が供給されるようになると爆発的に普及しました。約9年前の2015年3月には、国内の一般家庭への普及率は77.5%に達したとか。
我が家の”温水洗浄便座”更新記
最近になって時々調子が悪く、水漏れしたり、電源が勝手に切れたりしていたのですが、ある時ついに電源が入らなくなりました。毎日使うモノなので、一刻も早く取り替えたい!
ということで、現在の「温水洗浄便座事情」を早速リサーチしてみました。
何しろ、前機種は使用開始から10年以上を経過し、今まで使えていたのが不思議なぐらいで、最新の機種の機能やそのレベルの違い、お値段などわからないことだらけでした。
大型家電量販店を回ってみましたが、意外にどのお店も「温水洗浄便座」のコーナーは縮小されていて、お店によってはリフォームカウンターなどで問い合わせてみないとわからない・商品の展示が無いところもありました。
前項で触れましたが、9年前の時点で8割に近い普及率でしたので、現在ではほぼ100%に近いのかなぁと。都会での状況はわかりませんが、家電屋さんの品ぞろえは私の住む地方ではこんな状況でした。
”瞬間式”と”貯湯式”
それでも、「トイレコーナー」の担当の方をつかまえて、いろいろ教えてもらいました。
とにかく最大のポイントは「瞬間式」と「貯湯式」という機能上の違いでした。
「瞬間式」はその名のとおり、洗浄に利用する「お湯」を使う時に水を瞬時に温めて作る方式で、もう一方の「貯湯式」はタンクに貯めた水をヒーターで常時温めておくという方式です。
それぞれメリットとデメリットがありますが、「瞬間式」は使う時に水を温めるので電気使用量が低く、また水のタンクがないので、機器がすっきりと薄型にできるという点でアドバンテージがあります。
お店の担当者の方も、「瞬間式」がおススメと言っていました。難点は価格が「貯湯式」に比べて高いこと。機構上コストがかかるんでしょうね。
そして、機種決定
この他の特徴としては、操作部分が本体についているかリモコン式かの違い、便座の蓋が自動開閉か手動かの違い、洗浄ノズルの材質(樹脂製か、金属製(ステンレス)か)などなど、いろいろあります。
お店では次の主要な機能の違いによってお値段が違うという説明でした。
①瞬間式か貯湯式か
②操作部が本体かリモコンか
③便座の蓋が自動開閉式か否か
この種類の違いで、一番お値段が安いのが「貯湯式、操作部本体、便座の蓋手動」で、
一番高いのが「瞬間式、操作部リモコン、便座の蓋自動開閉」でした。
一番安いもので2万円若、一番高くて10万円ちょっとというところでしょうか。
これだけ普及しているものなので、めちゃくちゃ高いということはありません。
メーカーは”ウォシュレット”でおなじみの「TOTO」、”シャワートイレ”のLIXIL(INAX)、”ビューティトワレ”の「Panasonic」といったところが有名どこです。そのお店では、大体この3社の製品が購入されていると言っていました。そのほかに「東芝」の製品もありました。
ちなみに我が家では「Panasonic」製の、そのお店で取り扱いのある”一番高いやつ”に決定しました。
「貯湯式、リモコン式、蓋全自動」です。
それでも本体価格は税込みで6万円ほどでした。
この他に取付費が8千円ほどかかりました。
家電製品を買う時は、いつも他の数店を比較したり、ネットで価格調査したりするのですが、一刻も早く取り替えたかったので、少々高目でしたが、ここで決定しました。
案の定、後でネットを調べたところ同じ製品がずっと安く販売されているのを見つけて少々ショックでした。ただ、取り付けの依頼ができなかったり、前の機器の引取り処分ができなかったり、保証期間の延長が別料金だったりと、トータルではどっちが良いのかというのはあります。(長く使うものなので保証の延長は必須だと思います。また、前の機器の処分は絶対必要です。)
自分で取り付けをすれば、取付費の8千円ほどは浮きますが、分岐水栓の取付などもあり、難易度もリスクも高そうだったので、私は全てお願いすることにしました。メーカーによっては取付手順動画などもあり、自信のある方は挑戦してみても良いかもしれません(^^)
取り替え完了 & 快適な毎日
取り替え作業は40分ほどで完了しました。
「便器の蓋の全自動開閉」はいるの?というのもありましたが、センサーの感知による動作は、屈んだりすることが全くなくなり、思った以上に快適です(^^)
リモコン式はとっても快適(普通に普及してますが…。)
本体も操作部がなくなってスッキリし、狭いトイレの掃除がしやすくなりました。
これが蓋を全自動で開閉するセンサーです。